私が住むふるさと、東京の深川木場で今コーヒー戦争が勃発している。
昨年、材木倉庫を改装して焙煎所とカフェを併せ持つ大型コーヒーショップが木場公園の近くにオープンした。ニュージーランドの卸売コーヒー店「オールプレスエスプレッソ」の日本進出1号店で、コーヒーと軽食を楽しむカップルたちでにぎわっている。
更に、今週、サンフランシスコ発の人気コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」が清澄庭園の近くにオープンした。こちらもかつては材木倉庫だった建屋を改装し、やはり焙煎所とカフェを併せ持つ大型コーヒーショップで日本進出の1号店である。オープン初日、2日とお客が長蛇の列をなし2~3時間待ちと大盛況である。焙煎したてのコーヒー豆を使うことと一杯一杯ドリッピングする丁寧さが、スタバやコンビニのコーヒーに飽き足らない若者を引き付けている。
解説によると、欧米でコーヒーが広く親しまれるようになったときを「ファーストウェーブ」。スタバなどのコーヒーチェーンが台頭したのが「セカンドウェーブ」。そして「サードウェーブ」とは、「スペシャルティーコーヒー」と呼ばれる1杯1杯丁寧にお客さんに提供するスタイルのようだ。
両店の距離は300メートルしか離れておらず我が家はその中間にある。東京湾埋立地の
新木場に材木屋が移転し、かつては木場の名の通り材木屋ばかりだった町が、最近はマン
ションの建設が相次ぎ住宅街に変身している。こうした地域で世界的レベルでのコーヒー
戦争が勃発しているとはわがふるさともモダンになったものである。
家でコーヒーバッグを使って淹れたコーヒーばかり飲んでないで、たまには女房を誘い、両店で「サード ウェーヴ コーヒー」の味を飲み比べることとしよう。
写真1 「オールプレスエスプレッソ」のユニークな外観
写真2 同店の看板
写真3 同店内の繁盛の様子
写真4 「ブルーボトルコーヒー」開店の長蛇の列
写真5 同店の開店祝いの生花
写真6 同店内は大混雑
以上