有田市はみかん、石油、そして漁業の町です。今回、漁業にスポットを当て、写真を撮って来ました。
各地から桜の開花便りが届くこの時期、有田市宮崎町逢井の漁港は、鯛と太刀魚の漁獲で忙しい毎日が続きます。
海の中で一つの野球場がすっぽり収まるほどの面積を、深さ30メートル前後まで八角形に囲った定置網(八角網)を仕掛けます。そこで獲れた魚の王様鯛と太刀魚の豊漁で港は早朝から賑わいます。
漁獲量日本一で名高い太刀魚は水揚げ後、手際よく仕分けられて近郊や大阪方面に出荷されます。港には今では懐かしいリヤカーが大活躍しています。
網には鯛と太刀魚以外にも多くの魚類がかかります。これらはベニヤ板を敷いた台の上に揚げてより分ける作業など、まさにこの時期の逢井漁港の風物詩です。
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