氏 名
長沼 静雄
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成27年05月16日
表 題

 山便り『2015春山編』

本   文 

 今年のGW春山残雪量は4月の雨量が多く例年より少なかった。それでも穂高涸沢テント場では4mを超える位はある。前半と後半に北アルプスに入山した。

 4月25日夜沢渡駐車場で車中仮眠し、2人でまだ小屋開け前日の26日に涸沢にテント設営、27日に北穂高岳をピストン。雪斜面を慎重に登り降り、途中シリセイド(尻で滑り降りる)を楽しんで下降。 直ぐにテント撤収して徳沢園まで下山しテント設営。草地でノンビリとお茶タイム。

 28日は長塀尾根から蝶ヶ岳をピストン。雪の状態が良く、夏より楽に歩け蝶ヶ岳山頂から昨日登った北穂高岳を眺めた。後半の山行まで数日空いたので、5月2日はコンディション調整で丹沢に日帰り登山。

 後半の5日から7日に燕岳から常念岳を6名でテント泊縦走。4日夜安曇野のタクシー会社に車を預け仮眠し5日中房温泉から燕岳テント場へ。テント設営後早々燕岳ピストン。テントに帰りまずは雪から水作りに。6日朝日の昇る光景を見て、常念岳に向けて歩き出す。稜線上はほとんど雪が付いて無く、夏道歩きみたいであった。常念岳では冬毛から夏毛へ変わる雷鳥を見る事ができた。7日は天気予報が良い方向に外れ晴れ間も見える中、一ノ沢の雪渓を下山する。タクシー会社で車を受取り後ノンビリ温泉に浸かり帰宅。

 全て天気は晴れで北アルプスの展望を漫喫してきた。朝はマイナスまで冷えるが日中は暑い位であった。素晴らしい山並みを見ながら、夏山に向けて新たな闘志が湧いた春山であった。

以上 

       
 
涸沢から奥穂高岳
 
北穂高沢を登る
 
蝶ヶ岳から穂高連峰
 
             
       
 
燕岳
 
イルカ岩?と槍ヶ岳
 
雷鳥(冬毛から夏毛へ)
 
             
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