清水OB会のバス旅行は、今年も世界文化遺産見学のため、富岡製糸場を目指して清水駅を早朝に出発。富岡市まで260kmをほとんど高速道路を乗り継ぎの日帰り旅となった。
遠路の旅にせっかくだからと川越に寄る。参加者は思い思いに蔵づくりゾーン付近に散らばり、蔵づくりの街並みや時の鐘を見学する。土産物店前の道路は渋滞気味。
小江戸というネーミングは言い過ぎだなと思いつつバスに戻る。定刻前に全員無事帰還。車内で配られた川越産の弁当をほお張りつつ、一路富岡へ再び高速道路を行く。
製糸場のバス駐車場の予約が非常に取りにくいと聞いていたが、着いてみるとまばら。混んでいるのは女子トイレくらい。早速バスガイドに案内されて製糸場へ。製糸場では専門の音声ガイドが案内してくれる。受信機のイヤホンを付けて一緒に歩く。ガイドはうまい。
製糸場と言えば、「女工哀史 ああ野麦峠」しか知らない年配者一同。ガイドの説明を聞くと脳が混乱する。集められた工女は、元士族の娘さん達で労働環境もかなり良かったようだ。明治初期としては珍しい7日制で日曜休み。正月休みや盆休みもあった。自分達が入った時の東燃には盆休みなど記憶に無いが。また、余暇を利用した(小)学校もあり、勉強する機会も与えられていたとか。さすが官営。
工場の中央には全く柱がないフランス式建築。昭和時代にすえられた操糸機は、豊田製かと思いきやニッサン製とガイド。一同「へーー」。
帰路はひたすら清水へ直行。止まるのはトイレ休憩のみ。サロンカーでなかったために、いつもの常連酔漢達のたまり場がない。比較的静かにバスは進む。それでも用意したアルコール類の内、残ったのはワンカップ1本。
世界文化遺産もバス旅行も満喫。来年は韮山の反射炉か?と言う声もちらほら。どうなることか。
以上