去る5月11日、本社OB会・総会の席上、10名のご同輩とともに喜寿のお祝いをしていただき、まことに有難うございました。
「つい先日、古希を迎えたばかり」の筈が、あっという間に喜寿を迎えることになり、光陰の速さに驚いている次第です。
実は、還暦以降、実年齢から40差引き、「気迫年齢」と称して、虚勢を張ってまいりました。例えば、7年前、高校同期数人で、古希記念・富士登頂を果たしたのですが、半年位かけて、高尾のような低い山から徐々に高度を上げるトレーニングを重ねたのち、富士山でも五合目、八合目、頂上と3回かけて、登頂しました。私にとっては初登頂だったのですが、「気迫年齢」30歳と思えばこその快挙だったと思っています。
「気迫年齢」は自分に暗示をかけるのに役立ちましたが、最近は、いやでも自分が立派に実年齢どおりの高齢者であることを自覚させられるようになってきました。そう言えば、先日も、市内の新青梅街道の歩道を自転車で渡ろうとして、ちょっとバランスを失って倒れたところ、四方八方から若い人が駆け寄ってきて、「おじいちゃん大丈夫?」と、助け起こしてくれました。
思えば7年前、101歳で他界した母などは、95歳を過ぎてから白内障の手術を受け、白寿を迎えた後も、「気持ちは二十歳(はたち)」と嘯いていました。さすがに明治生まれには敵いません。
写真説明
写真1:本人近影
写真2:左より、山口義之さん、細川豊弘さん、本人
以上