氏 名
 水野 文雄
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成27年06月16日
表 題

 「紅もゆる丘の花」記念碑見学

本   文 

  ♪~“紅もゆる丘の花、狭緑匂う岸の色”で有名な旧制三高「逍遥の歌」の記念石碑が、京都市左京区の、吉田山頂上(標高105m)にあると聞き見てきました。登山道は幾つか有りますが、東麓の神楽岡から、石段と細く険しい山道を登り、山頂で記念石碑を見て写真に撮り、展望台から美しい京都市内を一望して、西麓の京都大学方面へ下山しました。
 
 私は昭和一桁生まれで戦前、戦中及び終戦直後の育ち盛りの頃、今のような演歌や歌謡曲は聞かれず、近所のお兄さん達の旧制高校寮歌や逍遥歌等を、耳にしながら育ちました。この他にも「嗚呼玉杯に花受けて」「琵琶湖周航の歌」や、寮歌では無いが「妻をめとらば」や「男なら」を聞き覚えで、今でも一番くらいは唄う事が出来ます。

 かつて高下駄の音を響かせながら、バンカラにマントを翻して闊歩した旧制高校世代も、超高齢化が進み、彼らがこよなく愛した寮歌等は、今まさに消え去ろうとしています。
戦後生まれの方達は、昭和25年の学制改革で廃校、吸収合併された旧制高校の寮歌や逍遥歌は知らないでしょうね。

 殊に「紅もゆる丘の花」は、明治38年に出来た歌とは思えない詞、曲共に良い歌だと思いますが、如何がでしょうか? 今後も永く歌い継がれる事を望んでいます。

以上 

       
 
「紅もゆる丘の花」記念
石碑と歌詞の石碑
 
歌詞と解説の石碑
 
旧制三高を吸収合併した京都大学
 
             
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