このたび、東燃本社OB会で喜寿のお祝いを頂きました。昭和３７年４月、新入社員一同、研修のため和歌山工場に向かい、初めて初島駅に降り立ち、東燃の一員になったことを実感したのを思い出しますが、それから５３年、今なお東燃という大きな傘のもと、その片隅に身を置かせていただき、お祝いを頂きましたこと誠にありがたく思っております。
私は、現役引退と同時に箱根強羅に中古のマンションを安く手に入れましたが、目の前に大文字山（明星が岳）を望む眺望が大変気に入り、もっぱらそこで過ごすようになって９年が過ぎました。川崎市の自宅まで車で１時間半と近く、都心近郊での友人達との会合にも容易に出かけられるので、気楽に過ごしています。お陰様で、料理、洗濯、掃除など家事すべてを自分でするようになり、すっかり生活力が身につきました。たまに来る女房殿は、かつての粗大ごみの変身に驚いています。
箱根に来てから、歩く会に参加して周辺の山歩きコースを一通りめぐり、町民の生涯学習講座「HAKONE大学」に参加し、箱根の歴史、火山と温泉、自然などを学び、現在、仙石原の混声合唱団「ひめしゃらコーラス」で久し振りに歌っています。かつての名テナー藤原義江氏の長男一家が仙石原在住で、長男夫人が指導、長女がピアノ伴奏という思いのほかレベルの高い合唱団で、厳しい指導のもと、四苦八苦しながら、７月の湘南音楽祭に向けて練習に励んでいるところです。
現在のところ幸い夫婦ともに元気で、お互い「元気で留守がいい」を味わい、「我慢」から逃れ、気ままにやっていますが、これも夫婦円満の一つのありかたか、などと勝手に思っております。
今の関心事は、健康管理で、人は習慣で動くもの、どうせなら良い習慣をと、本来ずぼらな私ですが、食事、飲酒、睡眠、運動など生活習慣にルールを決め、自己管理に努めています。次なるゴールに向けて、なんとか頑張りたいな、と思っております。
写真① 湘南合唱祭での「ひめしゃらコーラス」：前列中央が本人
写真② 本社OB会懇親会：左から、深沢通久さん、本人、田村精司さん
以上
