10月21日、近所の畑のフジバカマに、アサギマダラが群がっているのを見つけました。この時期、アサギマダラは北から南へ渡ります。私の住む日高町の西山はアサギマダラの飛来地として知られています。
蝶の名の由来は、浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の羽を持つことから、アサギマダラと称されています。
捕獲した蝶の羽にマーキングをして放し、飛距離や速度を測定するので有名な蝶です。日高町教育委員会では、平成14年から毎年観察会を行っています。
渡る距離は2000キロにも及び、日本から飛んだ蝶が台湾でも確認されています。体内に毒をもち、鳥などに捕食されることはほとんどありません。
また台風を利用して移動したり、雨が降る前に一気に移動したりと気象を読む能力に優れていると言われます。
この土地で好物のフジバカマの蜜を吸い、体力を蓄えて一気に南に渡って行くことでしょう。
写真説明 |
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写真ー1 |
フジバカマに群れ飛ぶアサギマダラ(近所の方がアサギマダラを呼び込むために植えたそうです) |
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写真ー2 |
一面のフジバカマ畑の一部を切り取って撮影(蝶の数は“頭”で数えます。この中に18頭はいます) |
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写真ー3 |
エネルギー補給中のアサギマダラ |