この度OB会で喜寿のお祝いをいただいた機会に、何か書けという要請をいただいた。
東燃には、1962年に大学卒42名という東燃史上最多の数の新入社員の1人として入社した。新入社員教育時代から仲間意識が強く、何かあれば飲み会となり、いまだに2か月に1回、恵比寿の安酒場で会っている。
東燃は教育熱心な会社であり、又本人に意思があれば、その意思をできるだけ尊重してくれた。コンンピューターのマシンランゲージやフォートラン、コボル、さらにはシミュレーションランゲージのダイナモも教わった。LPの3週間の教育には事務系として初めて参加を許され、限界利益・コストの概念や石油のプロセスそのものの理解を深めることができた。東燃は必要があれば、当時のIBMの1401を比較的自由に使わせて下さり、これらの知識を基に、日本におけるエネルギーの最適供給計画のスタディーやダイナモによる企業モデルを作成した。
東燃の素晴らしい点は、先輩方がそれぞれの持つエクスパティーズ(専門知識)を惜しげもなく、我々後輩に教え下さったことである。法学部出身の私でも、経理財務のしごとをこなせたのは、先輩方の指導や同僚の協力によるものである。
ゴルフは比較的年をとってから始めた(45歳)。財務部に移って付き合い上仕方なく始めた訳だが、始めてみると、緑の中で運動することは精神的にも肉体的にも良いので、すっかりはまってしまった。ハーフ50を切るのに5年程かかった。所属している芙蓉では70歳までは、月例の競技で何回か入賞したが、70歳以降は全く歯がたたなくなった。最近はハーフ70もでるようになったが、健康のためと考え、恥をしのんで続けている。
私の東燃人生は皆様のお蔭で成り立ったようなものである。皆様に心より感謝します。
以上