5月13日の東燃本社OB会で喜寿のお祝いをして頂きました。誕生年の昭和14年は東亜燃料工業の生まれた年でもあります。
77歳は80歳台への単なる通過点で、余り喜寿を意識したことはありませんでしたが、多くの方からお祝いの言葉をかけて頂くと、改めて「遥けくも来つるものかな」と感慨深いものがあります。会社並びにOB会に厚くお礼申し上げます。
友人たちに尋ねてもOB会で喜寿や傘寿のお祝いをする例は多くありません。これも東燃の良き伝統、社風の一つと言えるでしょう。
転職して他社で働くこととなった多くの後輩や、化学企業との合弁会社に於ける私自身の経験でも、東燃の社風や人材の育ち方は他に例を見ない程素晴らしいものです。例えば東燃化学を含む化学系企業5社の合成樹脂事業を統合した合弁会社三社の現社長は、数年前に資本関係を断たれた東燃化学の出身者で占められています。また転職後数年で上場企業のトップや経営幹部に駆け上がった例も多くあります。幹部に限らず総じて東燃従業員の平均値は髙いと言えるでしょう。
このように優れた人材を育んだ東燃の社風はどのようにして形成されたのでしょうか。
割当ての紙数が尽きましたので、この回答は皆様の判断に委ねることとして、この「東燃DNA」が合併を繰り返す東燃本体に於いても、又各所に飛び散った東燃出身者によっても脈々と受け継がれていくことを期待しつつ見守り続けたいと思います。
以上