静岡市街から安倍川沿いに車を走らせること1時間と少し。車一台通るのがやっとの場所を何度かクリアーすると梅ヶ島温泉に到着します。奥シズの紅葉スポットで、シーズン中には多くの人が訪れるところです。
11月17日に、静岡市と身延町(山梨県)との間に位置する『安倍峠』(標高1,488m)の山歩きを楽しんできました。安倍峠へはここ梅ヶ島からから登ります。
梅ヶ島温泉は、戦国時代には武田家の領地で、古くから身延方面からの湯治場として栄えてきたそうです。
安倍峠は武田信玄が金を山梨へ運んだと言われる県境の峠で、目を見張るほどの紅葉黄葉が出迎えてくれることを期待していたのですが、残念ながら時遅く落葉していました。
写真1: 「安倍峠旧歩道入口」の道標から沢歩きに入ります。サカサ川という安倍川
支流の沢沿いを、右岸左岸に渡り返しながら上流に向かいます。
写真2:入口からひと汗かく間もなく、谷が一層広まる辺りで、せせらぎは跡形もなく
地中に消えてしまいます。
写真3:大河の安倍川が始まる地点です。川の始まる不思議な光景に出会いました。
写真4:空に向かってV字型に開いた谷底の風景は、南アルプスの一隅にあるとは思え
ないほど緩やかで、神秘的な散歩道でした。
写真5: 麓の梅ヶ島温泉周辺の紅葉は見ごろで、紅葉を楽しみながら「日陰沢金山」
近くの日帰り温泉でひと汗流せます。
以上