この度の第45回東燃和歌山OB会にて喜寿のお祝いを頂戴しまことに有難く厚く御礼申し上げます。昭和14年生まれですので丁度東亜燃料工業㈱の創立と同じで自慢にはなりませんが、会社の創立記念年は忘れたことはありません。
和歌山工場入社の昭和32年は31年末のFCC、32年に入ってのAK完工と、それこそ和歌山工場の発展途上の緒に就く時期でもありました。技術部に配属され先輩諸氏の指導を受けながら、既存精製設備改善の設計業務に明け暮れる毎日でした。今では懐かしいウオーシントンポンプの駆動蒸気の入口と出口を間違える大失敗をやらかした事もありました。
その後和歌山ではHSK,OG-2,BTX、幻のPS-4、川崎では2SC、日網石油(当時)の装置建設を経て、和歌山で保全、検査業務を経験した後東燃テクノロジーに移ってからは再び建設業務に舞い戻り、川崎AK,CCRをはじめ他社(極東石油、富士石油、東北石油、九州石油・何れも当時)での装置建設、改善業務を経て川崎H-OIL建設終了後卒業を迎えました。定年までの仕事の大半が建設という前向きな仕事、この幸運を振り返ってその任を与えて頂いた皆々様への感謝の念が絶えません。
定年後は居住するマンションの理事役を引き受け建物の維持管理と設備改善に励んでおりますが、ここでも現役時代の建設、保全業務の経験がおおいに役立ち、自身のボケ防止にも一役かっているようです。
会社も創立以来喜寿を迎え、来年からは新しい時代に入ろうとしております。この試練を乗り越え会社、OB会共々今後益々のご発展を心から祈念しております。
写真説明
和歌山OB会総会で 向かって左が本人、右は竹中誠二郎氏
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