本年、総研OB会総会において｢喜寿のお祝い｣を頂き、誠に有難うございました。
これまでのOB会総会では、｢遠い、遠い別世界の話」と自分なりに整理していたところ、その自分が、本年には「喜寿のお祝い」を頂くこととなり、｢そうなんだ｣と今更ながら自分の実年齢を実感した次第です。そう云えば、最近、街なかや電車の中などで何となく労わりの目で見られているような気がします。
これを機会に、来し方77年を、思い付くままに振り返ってみました。
生年は昭和14年6月。約１ヶ月後の7月5日に、日本石油など当時の国内石油会社の共同出資で国策会社｢東亜燃料工業株式会社｣が発足。20数年後に、その会社に自分が入社したとは思いもかけない奇縁でした。また来年には、それぞれ社名が替わったとは云え、かつての｢日本石油｣と事業統合する運びになったことを知るにつけ、｢人生はドラマ｣とよく云われますが、｢会社もまたドラマ｣と思わざるを得ません。
東燃在職中に得た社内外の友人・グループとの今に続く交流、また、東燃退職時に会社の厚意で出かけたイタリア旅行やその後の再訪、そして退職後の新たな仕事仲間と出かけたベトナム、中国、極東ロシア、カンボジア、ニュージーランド･･･などの海外旅行で異文化を見聞きした経験。併せてふとした切っ掛けで始め、今も続いている｢詩吟（大師範）｣、｢江戸芸かっぽれ踊り（師範）｣、｢合唱(“第九”、”レクイエム”など)｣、｢江戸文化歴史検定(江戸検)１級への挑戦｣などは、私の貴重な財産となりました。
｢喜寿の齢｣を意識したこれからも、これまでに蓄積された知恵と経験をもとに、「昨日と違う明日」を求めていきたいものです。
このように、一個人として豊かな人生を堪能できる貴重な時間を享受できることは、すべて、東燃という会社の職場環境、生活環境があったればこそ、と東燃に在籍できたことに心から感謝しています。
写真説明
写真-１ 総研OB会懇親会にて
写真-２ 総研OB会懇親会にて(右端が本人)
以上
