新年にふさわしい行事、地元さいたま市北区日進町に伝わる「日進餅つき踊り」(市の無形民族文化財)を紹介します。
「江戸時代に中山道の伝馬役夫に出た若者たちが、街道を通行する大名や武士の宿で、旅の慰安と接待を兼ねて餅つきをしたものが芸能化したと伝えられ、『接待餅』と呼ばれます。実際に餅を搗く『しんしょう搗き』と空臼を搗く『曲搗き』があり、曲搗きには、豊穣、瑞祥、大勝利の3調子があります。毎年新年の合図をもとに、4人一組の搗き手が呼吸を合わせ、リズミカルな餅つき踊りが披露されます」(さいたま市HPより)
現在、小・中学生から大人まで40人のメンバーが保存会に属し、その技の伝承に務めています。小・中学生の「しんしょう搗き」に初々しさを感じ、空臼を搗くベテランの「曲搗き」には圧倒されます。動画で紹介できないのが残念です。
写真-1 舞台中央の臼にはしめ縄と清めの盛り塩が
写真-2 餅つきは先ずこねから
写真-3 小・中学生の「しんしょう搗き」。ちょっと杵が重そう
写真-4 空臼を搗くベテランの「曲搗き」
以上