高尾山(599m,八王子市)と云えば富士山と同じくミッシュランガイド三ツ星認定の山。大晦日
から元旦にかけてケーブルカーは終夜運転を行い、山腹にある高尾山薬王院への初詣客や山頂からの御来光見物客で大賑わいであった模様ですが、雑踏を避けて正月過ぎの早朝、御来光を観るため暗闇の中ヘッドランプを頼りに山頂へ。山頂の気温は約-5℃で無風、薄暗い房総半島方面の低い雲の中からオレンジ色に輝く太陽が現れ、瞬く間に上昇し横浜ランドマークタワーの上方へ、見事な御来光を眺める事が出来ました。
その後、朝日を浴びた富士山を眺めながら奥高尾方面へ向かうと、山の北斜面に枯草に纏わり付く白く光る物体を発見! それは「氷の華」とも呼ばれ植物のシモバシラに出来た「霜柱」でした。シソ科の多年草シモバシラの枯れた茎に、地中の根から吸い上げられた水分が運ばれ、茎から出た水分が氷点下の冷気にさらされて薄い花びらの様な形をした「氷の華」が出来るそうです。「氷の華」の発生地では大勢のハイカーが足を止め、花や動物等にも見える自然の造形美に驚きながら写真撮影をしていました(今回の大きさは最大、約10㎝)。「氷の華」の発生有無や大きさは、地中の水分や気候に大きく影響されるそうですが、今回はタイミング良く観る事が出来ました。
写真説明
写真-1 高尾山からの眺望・御来光(中央右の高い建物は、横浜ランドマークタワー)
写真-2~6 シモバシラに出来た「氷の華」
以上