曇り空であったが爽やかな5/15、清水OB会恒例のバス旅行が催行された。
OG9名を含む老老男女35名の5分前精神は今だ健在で、定刻前の出発となった。目的地は、大河ドラマ「女城主直虎」縁の井伊家菩提寺「龍潭寺」と期間限定オープンの「大河ドラマ館」、及び近隣の「方広寺奥山半僧坊」と静岡の地酒「花の舞酒造」の見学と試飲である。
喉が渇かないようにと配給した水分とつまみを手にすると同時に、「乾杯」の声が上がる後方のサロン席。乗込み時、曲目とキー設定をガイドさんに指示するカラオケ達人等々、車内は一気に宴会場と化し、この雰囲気は解散の時まで終始続くことになった。
裏メインの酒造見学では杜氏から、冷はリンゴ酸の吟醸などの生酒が、燗は琥珀酸の熱処理・熟成させた酒が適す等々の薀蓄と、試飲量最高記録は38分で1升飲んだ甲府の女性と聞く。午前中でもありその記録にチャレンジする強者はいなかったが、大吟醸を土産にとレジに並んだ人の長さでは観光バス1台当たり記録的であったと共に、「この人達何者」と店の人がいぶかしがっていたと後でガイドさんに聞いた。
昼食は、方広寺門前の「きじ亭」。名前の通り雉料理を売りにしているが、既に舌は若干マヒしていて、せっかくの料理がもったいな限りであった。是非シラフでの食事をお勧めしたい。
龍潭寺は、小堀遠州作池泉鑑賞式庭園でも知られた「歴史と花と緑の古刹」である。月曜日にもかかわらず多くの拝観者があり、それほど広くない境内はにぎやかであった。落ち着いた時に参拝されれば、また違った趣を感じられるだろう。
ともあれ、「靴を履き違えられて寺のサンダルで帰宅」事件を除けば、笑いが絶えない楽しいバス旅行であった。JXとの経営統合で、今後同じ条件での開催は難しい現実を理解していただいた上で、継続を望む声が大多数であったことが幹事冥利に尽きる1日であった。
写真1 出発早々の乾杯
写真2 きじ亭での昼食
写真3 方広寺
写真4 龍潭寺庭園
写真5 庭園に見入る参加者
写真6 集合写真
以上