氏 名
 三崎 正泰
 所 属
KSS OB会
 掲 載 日
平成29年10月16日
表 題

 喜寿を迎えて

本   文 

 入社した頃にはこんなに長く生きるとは思いもよらなかった。
 戦後、満州から着の身着のままで引き揚げてきた後も、貧しい食卓であったが、飢えることもなく過ごしてきた。平和な国だからこそ、そこそこ元気な仲間がまだ多い。

 家を建てたら転勤という言い伝えも、数年ごとの職場替えもその通り踏襲した。
 和歌山、清水、川崎の三工場はもとより、中研のアパートから竹橋にも通勤した。
シンガポール、台湾、ゼネ石堺の試運転にも参加、清水LNGの立ち上げも手掛けた。随分いろいろ経験をさせてもらった。胃を悪くしたことも多々あったが、楽しく過ごした日々の思い出が記憶に残っている。東燃との統合を見届けキグナス石油精製で卒業した。

 人生前半は両親と函館で、後半は家族と町田で前後半合わせて半分、残り半分は東燃で過ごしたことになる。
 今年東燃の名前が消えた。寂しさを感じるが、これも時代の流れなのだろうと思う。

写真説明
 写真-1:シンガポールで6ヵ月滞在した仲間(1970年)
 写真-2:台湾髙雄で3ヵ月滞在した仲間(1982年)
 写真-3:KSSOB会総会で

以上 

       
 
写真-1(左端が本人)
 
写真-2(右端が本人)
 
写真-3
 
             
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