去る11/2~5に開催された「大道芸ワールドカップin静岡2017」を紹介します。
このイベントは今年で26回目を迎える静岡市最大の催しで、今年も世界17か国から103組の芸人が参加し、駿府城公園と市内繁華街41か所の演技ブースで多彩なパフォーマンスが繰り広げられ、期間中約184万人の観客を集めました。
駿府城公園には有料のプレミアムステージをはじめ16か所の演技エリアが設けられ、各所で大きな人垣ができ、盛大な拍手と歓声で盛りあがっていました。
公園入口の巽櫓二の丸堀(中堀)では、「葵舟」と称して観光木造和船を航行する「駿府城お濠遊覧」が試行されており、無料のサービスに長蛇の列ができていました。
巽櫓東御門をくぐり公園に入ると、まず「投げ銭両替所」がある。 ここで見学した芸人への謝礼の投げ銭を確保する。 また、プログラムも売っていて各ブースの芸人の時間割や演目が記載されており目当ての演技者を探すために必須の資料だ。
好天に恵まれた公園は人、人、ひとで埋まり通路の両側には飲食物や土産物などの販売テントがびっしりと並ぶ、ここを散策するだけでもお祭り気分を十分楽しめる。
点在する各演技ブースはどこも5重6重の人垣で囲まれ、更にその外側から脚立や潜望鏡のような鑑賞グッズで見物する人もいてとにかくすごい。
人気芸人のパフォーマンスは行き当たりばったりでは鑑賞不可、目指す演技には1時間以上も前からの場所取りが必要である。
ここに紹介する写真は、写真を撮りやすい高い所で演ずる演技を集めて掲載しましたが、今年のW杯王者「張海輪」中国雑技王の演技は鑑賞できず写真は撮れなかった。
駿府城公園は徳川家康が築城した駿府城の跡地で、現在天守台の発掘調査が行われている。
駿府城は徳川家康が大御所時代の慶長13年(1608年)に築城した城で寛永12年(1635年)に焼失し以後再建されておらず天守指図もない。 現在市内の有志が本格木造の天守閣再建に向けて活動しており早期の実現を期待したい。
写真 1.駿府城お濠遊覧「葵舟」
2.昨年のチャンピオン「リウエイ」(中国)の演技
3.アルゼンチンペア「ホセフィーナ カストロ&ダニエル オルテイス」の演技
4.カナダペア「カレン&ドミニク」の演技
5.ウクライナとロシアのペア「フライト オブ パッション」の演技
6.発掘中の駿府城天守台石垣
以上