春を告げる花々のつぼみがほころび始める頃、あちらこちらから『ウグイス』〈スズメ大〉が「ホーホケキョ」と美しいさえずりを始めました。
この『ウグイス』が平地で鳴き始める季節が早春であることから、古来、春告鳥(ハルツゲドリ)とも呼ばれています。
『ウグイス』は、実は1月下旬ころから盛んに鳴き始めますが、このころはまだ「ホーホケキョ」とは鳴かず、「チャッチャッ」と“地鳴き”と言われる鳴き方をしますので気がつきにくいですね。おまけに、非常に警戒心が強く、声はすれども姿が見えないことが多いので、目にされた方は少ないのではと思います。
お馴染みの「ホーホケキョ」とさえずるのは3月初旬からで、雄の「縄張り宣言」だそうです。
そんな『ウグイス』ですが、“地鳴き”のシーズンには、時折姿を見せてくれます。
見つけかたは、鳴き声がする方向に耳を澄ませ、動き回る際に生じる植物の不自然な動きなどを観察して、居場所が特定できれば、後はじっと視認できるのを待ちます。そして、姿を見せたら、数秒たりともじっとしていないので、すかさずシャッターを押します。
こうして撮影した『ウグイス』の姿(6態)をご覧ください。
(写真説明) |
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写真-(1)~(5) |
芦原に現れた『ウグイス』 |
写真-(6) |
さえずる『ウグイス』 |
以上