作家 伊藤左千夫の処女作“野菊の墓”思い出の地を、地域の仲間19人(女性9人、男性10人)でハイキングした。
映画寅さんで有名な柴又駅から柴又帝釈天・寅さん記念館・山田洋次ミュージアムを見学後、矢切の渡し船に乗船し江戸川を渡り千葉県についた。
桟橋を降り直ぐに堤防に上がると、一面平地で田畑が広がっていた。 今は住宅がちらほら見えるが、小説当時の風景が想像できる。
昔読んだ小説の内容が頭の中に浮かんできた。政夫と二つ年上の従姉民子との間に芽ばえた幼い清純な恋は、世間体を気にする大人たちの為に隔てられ、特に小説後半に民子がなくなるシーンで、胸に政夫からの手紙を抱いて亡くなる民子に涙を流した思い出がある。
コースは“野菊のこみち”として案内板が多く整備され、見学しやすく楽しいハイキングが出来る。
一度は行ってみたいと思っていたので、思い出に残るハイキングが出来た。
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