氏 名
 近藤 安雄
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成30年07月16日
表 題

 喜寿を迎えて

本   文 

 過日の東燃本社OB会総会では、図らずも会員皆様の前で喜寿のお祝いをしていただき、ありがたく、厚く御礼申し上げます。

 さて、私がこの機会をいただくことになった原点は、何といっても去る昭和35年4月1日の東燃清水工場での入社式であるといってもよいでしょう。

 東燃清水工場入社式では高卒同期30名(男子26、女子4)とともに参列。その後、導入訓練を経て職場配属。 私の最初の職場は製油部操油課LPG充填係でした。 当時清工では、最新鋭プラントだったパワー・フォーマーからわが持ち場の高圧タンクに送られてくる液化プロパン、ブタンの受け入れ・検尺・比重測定などを行い、プラントマンとしての知識と自覚を身につけるとともに、出荷部門として筒状シリンダー転がし(これは結構難しい作業で重心をうまくとらえるのがコツなんです)をマスターしました。
 また、この職場は扱う品物の性質上、火気厳禁。 喫煙所は5~60m離れた変電所の管理棟まで行ってお世話になる状態でした。 “たばこなる大人の嗜好品”を覚えたのはまさにこの時だったのです。 それにしても、先輩方の「お~い一服いかざぁ」の呼びかけがなんとも懐かしいですね。
 その後は、最初の清工から本社・川工・和工・総研となんと全事業所勤務を達成し、それぞれの事業所で多くの友人知己を得て大きな財産となっています。 本社時代は奄美プロジェクトも担当しました。

 そして56歳で選択的定年選択後は現在まで茨城県は、つくば市の片田舎で農作業、そして週末にはいそいそと東京に出かけ「東京合唱団」という団体に所属し、宗教音楽(レクイエムなど)の定期演奏会と被災地への思いを込めてチャリティコンサートへの参加なども行っています。
 ところが昨年春に胃癌を宣告され、胃部全摘手術。 食生活には不自由を感じつつも最近ではようやくこの生活に慣れてきました。

 嗚呼、後期高齢者!でもでもご同輩方、元気で前向きに生きてゆこうではありませんか。

写真説明
 写真-1:本社OB会懇親会にて(左から谷衛治さん、本人、片切寛さん)
 写真-2:満1歳の時、出生地台湾台南州安平(あんぴん)にて姉と一緒に

以上 

     
 
写真-1
 
写真-2
 
         
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