台風24号が関東地方を過ぎ去った翌々朝(10月2日)の8時半ころ、いつものように自宅近くの河川に野鳥の様子を見に行くと、突然目の前に何かが舞い降り、繁みに身を隠しました。
『ゴイサギ』でした。そして、繁みの中を流れるせせらぎで小魚を捕食をし始めました。
『ゴイサギ』(全長約58㎝)は、本州以南に生息し、昼間は林の中などでじっとしていて、夕方から川や池へ出かけていって魚などを捕る“夜行性”のサギです。 その『ゴイサギ』がいきなり捕食を始めたのは、前々日の台風、そして前日には河川が増水し水が濁ったせいで捕食できず、腹を空かしていたようです。 『ゴイサギ』には気の毒な状況でしたが、おかげで昼間めったに見ることができない捕食の光景を撮ることができました。
さて、この『ゴイサギ』の名の由来は、文献によると、ときの醍醐(だいご)天皇〔平安時代の第60代天皇〕が、池にいたこの鳥を見つけ、家来に捕えるように命じたところ、逃げることなくおとなしくつかまったので、神妙であると褒美に五位の位(くらい)を授けたので、それからこのサギは“五位のサギ”、『ゴイサギ』になったとやら・・・?!
そんな『ゴイサギ』の様子をご覧ください。
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