氏 名
大江 一美
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成30年12月08日
表 題

 米寿を迎えて

本   文 

 定年退職時、第二の人生は気楽な趣味中心の生活が出来ると思っていました。

 ところが田舎の家の長男と言う事もあり、親の介護や、それと在職中に後回しにしてきた事等で雑用に追われる毎日でした。そこで自分の時間を作るため、自分の動くことは必要最小限にして、残りは放置するか後回しにしてきました。人間生きていると、良い事も悪い事もいろいろな事が次から次へと出てくるものです。突発的に起こったり、煩雑な事が多く起こります。

 それらに対して、自分が効率よく動くため、平素から「気を付けて気にせず」を心掛けながら自分が決めた事については、真面目に努力した結果“まあいいか”と思えれば十分だと思うようにしてきました。

 このような生活を続けながら歳をとってくると、どうでも良い事がだんだん多くなってくるものです。自分を取り巻く環境も変わってきますので、自分の動く事が少なくなります。放置した事でも殆どは時間が解決してくれるように思います。

 今では一日中ごろ寝をする日が多くなってきました。この様な生活スタイルで何事にもくよくよせず、気楽に過ごすようにしています。

 この歳になって振り返れば、車の運転も含めて運が良かった事と、もう一つは健康に恵まれた事が、今までの生活を支える軸になっていたと感謝しています。

 今後は、「日々是好日」一日一日を大切に感謝の気持ちを忘れず、過ごしていきたいと思っています。
 健康寿命が終わった後の人生は、一日でも短い事を願っています。

以上 

   
 
OB総会にて
 
     
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