氏 名
阿久津 敏朗
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成31年02月24日
表 題

 ノボロギク

本   文 

 富士川河原は、天気が良ければ海抜0mから3776mの富士山を望むことができます。その形は北斎の凱風快晴(赤富士)と同じで、まことに大きな富士山を感じることができます。真冬は晴天が多く、富士山の景色が良く、寒さも忘れてのんびり写真を撮りながらの散歩が可能です。

 そんな中に一年中花をつけているノボロギクがありました。図鑑では花期は通常5~8月、温暖な地域では一年中となってます。当地では一年中咲いていて、つぼみ、花、受粉後の種と冠毛、種が飛んだ後の茎が同じ株に観察できます。(写真ー1、2、3、4)

 ノボロギクは漢字で野襤褸菊と書きます。ぼろはぼろきれのぼろ。会社にいた時はウエスと言っていました。何でこんな名前を付けられたか、それは冠毛に由来します。(写真ー3)在来種のボロギクの冠毛が長く絡まった様子がぼろきれのようで、ボロギクと名付けられたそうです。その後日本に入ってきた本種(外来種)は、ボロギクの仲間で野原に多くあるのでノボロギクとなりました。

  植物には変な名前のものが時々あります。ママコノシリヌグイや名前の一部がフグリ、ハキダメ、オッタチなど。そんなのが見つかったら、またご紹介したいと思います。

 写真説明
  写真-1 :ノボロギクの全体
  写真-2 :つぼみと花。花は開かない。
  写真-3 :冠毛
  写真-4 :冠毛が飛んだ後の茎

以上 

     
 
写真-1
 
写真-2
 
         
     
 
写真-3
 
写真-4
 
         
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