記紀によると第11代 垂仁天皇の命を受け、田道間守(たじまもり)は不老長寿の霊菓、非時香木実「トキジクノカクノコノミと言い 橘の古名で、みかんの原種」を求め、外国で十余年も探し、約1900年前日本に持ち帰ったが、天皇はすでに崩御、田道間守は持ち帰った橘を御陵に捧げ、嘆き亡くなった。
田道間守を祀る橘本神社(きつもとじんじゃ)が海南市下津町にあり,お参りし橘と田道間守の肖像画を見てきたので紹介します。
下津町加茂川の支流、市坪川沿いの歩道5分ほどの高台に本殿があり祭神の田道間守と肖像画が祭られています。橘の果樹は一見みかんと変わらず、果実はSサイズ程の実で数多く、色はレモンのように黄色く、2~3月位まで見られるとの事です。
例年10月第2日曜には例大祭として「みかんと菓子祭り」が行われるそうです。
写真1 |
楠本神社の正面石段 |
最上段高台に神社本殿がある |
写真2 |
〃 本殿正面 |
常時は無人で施錠 |
写真3 |
橘の枝を持つ「田道間守」の肖像画 |
見る場合には事前予約が必要 |
写真4 |
橘の果樹全体と説明板 |
説明板は橘本神社の作製 |
写真5 |
〃 と果実枝 |
葉と実はみかんより小さい |
写真6 |
橘の果実のクローズアップ |
写真は橙色ですが実際は黄色 |
(註) 当HPへの、記事と写真掲載について前山宮司の承諾を得ています。
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