今回で16回目となった東燃謡の会を4月18日(木)、横浜・磯子の久良岐能舞台で開催しました。この日は好天に恵まれ、新緑の木立や竹林群の中にある能舞台は、明るい中にも静寂につつまれていました。
本会は東燃本社、川崎、清水の謡曲部OBおよび、縁あって共に稽古してきたメンバーで構成されており、近年では、ここ久良岐能舞台で春秋年2回開催しています。参加者は、清水、金沢市からの遠方組を含め13名で、観客として東燃OB2名の来場がありました。
この謡会は素謡(すうたい)で能の詞章すべてを舞や囃子を抜いて謡うものであり、それぞれ演目ごとにシテ、ワキ、地謡(バックコーラス)を割り当てて行っています。今回も5番組[朝長(トモナガ)、楊貴妃(ヨウキヒ)、遊行柳(ユギョウヤナギ)、野宮(ノノミヤ)、胡蝶(コチョウ)]を、午後1時から5時まで存分に楽しむことができました。
謡会終了後は、いつも通り京急上大岡駅近くの居酒屋で懇親会を持ち、和やかなひと時を過ごすとともに、次回(今秋)の再会を約して散会しました。
写真説明 |
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写真-1 |
新緑の中の能舞台 |
写真-2 |
楊貴妃 |
シテ:磯村 ワキ:(興津) 地頭:(森本) |
写真-3 |
遊行柳 |
シテ:(岡本) ワキ:(森本) 地頭:宮田 |
写真-4 |
野宮 |
シテ:小池 ワキ:坂井 地頭:大村 |
写真-5 |
胡蝶 |
シテ:松本 ワキ:宮田 地頭:綾部 |
写真-6 |
全員集合 |
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以上