奥多摩には数え切れないバリルートがありますが、少し躊躇するバリルートを下りに使い、登りもバリルートで攻めてみました。登りはツバノ尾根です。尾根のとりか?かりは東京都水道局の巡視路が利用でき、ありがたく使用させていただきました。尾根を進むにつれて広く二重山稜が形成されており、ここを下りで利用していたら、道迷いが間違い無しでしょう。
4時間余りかかって日陰名栗山(ヒカゲナグリヤマ1725m)に到着。少し早い昼飯をとり、噂のヤケト尾根に踏み込む。こちらも尾根が広く、二重山稜です。GPSで現在位置を確認しないと隣の尾根に引き込まれます。ところで、歩いても尾根から本日のハイライトである日原川の渡渉点に降下する登山道が見つからない。行き過ぎた道を折り返し、歩いた形跡のない激坂(と言うより崖に近い)を必死に下降する(久しぶりにアドレナリン大噴出状態であった)。
そして、本日最後の心配事である日原川を渡渉する個所に、引っかかった流木(丸太)が残っていた。最近の大雨で、この流木が流されていたら万事休す。そうなったら、ピストンで戻らなくてはならない事態だった。幸い、ここも無事に渡渉が終わり、安堵の帰路についた。
写真説明
写真①:日原川を跨ぐ東京都水道局の巡視路(吊り橋)を利用させていただく。
写真②:1530m付近、下りでは道迷い必至。
写真③:マルバダケブキの群生
写真④:日陰名栗山
写真⑤:ヤケト尾根から日原川に降りる激坂。
写真⑥:渡渉点の流木(丸太)を渡る。
以上