氏 名
阿久津 敏朗
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
令和02年04月24日
表 題

 ミズバショウ

本   文 

 地元の新聞の「静岡市の郊外にある『高山 市民の森』でミズバショウが咲いた」と言う記事に誘われて標高600mの杉林の中に作られた森の公園へ出かけた。

 静岡市街を過ぎて最後の集落、水見色を過ぎると人家はない。登りの細い道をひたすら進む。すれ違う車も無い。道が正しいのか不安を覚えながら行くと、家から1時間ちょっとで駐車場に着く。5、6台の車がある。人の姿は無いがすぐそばに人口の沼があった。
 沼の畔で年配の人が花の位置を教えてくれた。ミズバショウが60株位あって、花をつけているのが少しある。このミズバショウは、平成7年に群馬県片品村より譲られたと言う説明看板がある。尾瀬ヶ原のそれより花も葉もやや小さい感じがする。

 森には初春の木の花が咲いている。寒い訳だ。帰りにカモシカと会った。カメラを構える前に森に消えて行った。

写真説明
 写真1 沼に咲いているミズバショウ
 写真2

人口の沼

 写真3 ミツマタの花
 この木の皮から取った繊維が1万円札に使われている。他のパルプとの配合比率は極秘なのだそうだ。偽造防止のためだとか。ミツマタの繊維は毒があるので、虫に食べられない。だからタンス預金でも安心。しかし、私はタンス預金も無いからどうでも良い。
 写真4 キブシの花
 春の森で最初に咲く木の花。漢字で木五倍子と書く。果実はお歯黒の染料の五倍子(ふし)の代用として使われた。ふしとは、ヌルデの虫こぶ。

以上 

     
 
写真1
 
写真2
 
         
     
 
写真3
 
写真4
 
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