地元の新聞の「静岡市の郊外にある『高山 市民の森』でミズバショウが咲いた」と言う記事に誘われて標高600mの杉林の中に作られた森の公園へ出かけた。
静岡市街を過ぎて最後の集落、水見色を過ぎると人家はない。登りの細い道をひたすら進む。すれ違う車も無い。道が正しいのか不安を覚えながら行くと、家から1時間ちょっとで駐車場に着く。5、6台の車がある。人の姿は無いがすぐそばに人口の沼があった。
沼の畔で年配の人が花の位置を教えてくれた。ミズバショウが60株位あって、花をつけているのが少しある。このミズバショウは、平成7年に群馬県片品村より譲られたと言う説明看板がある。尾瀬ヶ原のそれより花も葉もやや小さい感じがする。
森には初春の木の花が咲いている。寒い訳だ。帰りにカモシカと会った。カメラを構える前に森に消えて行った。
写真説明 |
写真1 |
沼に咲いているミズバショウ |
写真2 |
人口の沼 |
写真3 |
ミツマタの花
この木の皮から取った繊維が1万円札に使われている。他のパルプとの配合比率は極秘なのだそうだ。偽造防止のためだとか。ミツマタの繊維は毒があるので、虫に食べられない。だからタンス預金でも安心。しかし、私はタンス預金も無いからどうでも良い。 |
写真4 |
キブシの花
春の森で最初に咲く木の花。漢字で木五倍子と書く。果実はお歯黒の染料の五倍子(ふし)の代用として使われた。ふしとは、ヌルデの虫こぶ。 |
以上