氏 名
美尾 明
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
令和02年06月16日
表 題

 思い出の横川旅行

本   文 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出もままならない昨今、観光客減少で駅弁業界も苦戦している様子。そんな状況下、県下でスーパーマーケットを展開する企業が、駅弁業界を支援するため有名駅弁を集めて“駅弁まつり”を開催するとの新聞の小さな記事を見つけ、20年前の旅行を思い出した。

 先輩のAさんから誘われ二人で旅行したのは、行先:JR横川駅と碓氷峠鉄道文化村、目的:駅弁「峠の釜めし」を食べることと静態保存されているアプト式電気機関車ED42をみること、行程:青春18切符を利用して日帰りというものでした。

 当日は、清水駅午前5時43分発、沼津、東京、上野、高崎で乗り換えて午前11時49分横川駅到着。ドアが開くと乗客はホームの端をめがけて走り出す。お目当ては峠の釜めし。我々も後に続いた。次の軽井沢駅との間は日本唯一の急勾配区間で開通当初からアプト式が採用され、ED42は1951年から粘着新線に切り替わった1963年まで活躍した機関車です。
1997年北陸新幹線が長野まで開通した時点で横川・軽井沢間は廃線となった。

 ED42を見ている時、Aさんから帰路はルートを変えようとの提案があり、横川駅午後2時55分発の連絡バスに乗車。軽井沢駅午後3時42分発のしなの鐡道(青春18切符は使えず)で小諸。小諸で小海線(JRのため青春18切符使用)に乗り換え小海、小淵沢、甲府、富士で乗り継ぎ、午後11時0分に清水駅に戻った。「峠の釜めし」で笑顔になり、ED42で峠越えの大変さを感じ、車窓風景を楽しみながらの17時間17分の旅でした。

 若い頃は青春18切符を使い深夜の列車で姫路城を見に行ったり(日帰り)しましたが、最近は年のせいか東京へ行くにも新幹線を利用することが増えています。今では沼津発高崎行など便利な列車もあるので、タイミングが合えば青春18切符の旅を楽しみたいと思います。

写真1 横川駅峠の釜めし
写真2 ED421あぷと式電気機関車
写真3 最近はこんな駅弁もあります①
写真4 最近はこんな駅弁もあります②

 

以上 

     
 
写真1
 
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