三密を避けながらもどこかへ行きたいので、清水の清見寺(せいけんじ)を見学した。 清見寺は臨済宗妙心寺派の禅宗寺院。寺の由緒によれば、昔東北の蝦夷に備えて関所・清見関が設けられ、その傍に関所の鎮護として仏堂が建立されたのが始まり。白鳳7(西暦679)年以来1300年余を経て現在に。
本堂の正面には須弥壇、普通のお寺と同じ。ただその裏側には、徳川家康が幼時、今川氏の人質となっていた頃、太原雪斎から教育を受けた部屋が残されている。(写真1)
明治時代には、明治天皇が2度も御成りになり、東宮殿下(後の大正天皇)も海水浴のために、宿泊された記録もある。そのため玉座も残されている。(写真2)
表に出ると五百羅漢の石像がある。清見寺の五百羅漢は山の斜面にあり海を眺めるように並んでいる。(写真4,5,6)
その海は、清見寺の前にあって、清見潟(きよみがた)と呼ばれ大小の岩がある景勝地だったが、度重なる埋め立てで、姿をなくしてしまった。
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