氏 名
阿久津 敏朗
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
令和02年10月24日
表 題

 継子の尻拭い

本   文 

 植物の名前について、時々変なのに出会う。約30年前、ある自然観察会に入ったら、その会の機関紙の名前が「ママコノシリヌグイ」だった。それは草の名前からとったものと教えられた。草としては珍しいものではなく、野原で簡単に見つかる。

 特別変な草ではなく、ただ、茎にトゲがたくさん生えている。鋭いトゲは逆向き(下向き)で、さわると痛い。だからママコノシリヌグイと付けられたかも。ちなみに韓国では「嫁の尻拭き草」と呼ばれるとか。花はかわいい花ですが。野原で紙が無い時、とてもこれは代用になりません。尾籠な話ですが。

 ほかにも、「ヘクソカズラ」。これは茎や葉が、そんな匂いがします。万葉集にも「クソカズラ」と詠まれているそうです。また、最近見るようになった、「オッタチカタバミ」、これは花柄が長くて立っているから。 植物観察会で、若い娘さんが「オッタチカタバミです」なんて言ってたらこちらが赤面です。

写真説明
 写真1 野原で群生している様子
 写真2 つぼみ(開花しそうなものも)
 写真3 茎のトゲ

以上 

       
 
写真1
 
写真2
 
写真3
 
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