植物の名前について、時々変なのに出会う。約30年前、ある自然観察会に入ったら、その会の機関紙の名前が「ママコノシリヌグイ」だった。それは草の名前からとったものと教えられた。草としては珍しいものではなく、野原で簡単に見つかる。
特別変な草ではなく、ただ、茎にトゲがたくさん生えている。鋭いトゲは逆向き(下向き)で、さわると痛い。だからママコノシリヌグイと付けられたかも。ちなみに韓国では「嫁の尻拭き草」と呼ばれるとか。花はかわいい花ですが。野原で紙が無い時、とてもこれは代用になりません。尾籠な話ですが。
ほかにも、「ヘクソカズラ」。これは茎や葉が、そんな匂いがします。万葉集にも「クソカズラ」と詠まれているそうです。また、最近見るようになった、「オッタチカタバミ」、これは花柄が長くて立っているから。 植物観察会で、若い娘さんが「オッタチカタバミです」なんて言ってたらこちらが赤面です。
写真説明
写真1 野原で群生している様子
写真2 つぼみ(開花しそうなものも)
写真3 茎のトゲ
以上