鎌倉の光則寺は、四季を通じて色々な花が咲く「花の寺」として知られています。
アジサイの季節を迎える5月下旬から6月頃には、数多くのウサギゴケが花を咲かせます。ウサギゴケは、210m~1200mの垂直な岩場に自生する植物で、光則寺では鉢に植えて庫裏の軒先に置かれています。
花の姿がうさぎの顔に見える事から、ウサギゴケと呼ばれるようになったそうです。1cm弱の小さな白い色の花は、よく見えるようにと鉢の横にはル-ペが置かれています。
ウサギゴケは、苔ではなく藻の仲間の植物であり、又、根に補虫袋があって近付いてきた虫を捕捉する食虫植物という特徴もあります。ウサギゴケの花言葉は「夢でもあなたを想う」との事です。
同じ時期には、鉢植えの白色や桃色のイワタバコ、境内の岩肌に群生して咲く紫色のイワタバコ、見頃となったハナショウブも見る事ができます。
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