氏 名
鍋田 隆一
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
令和04年09月16日
表 題

 「盲導犬訓練センター」訪問

本   文 

 9月6日、所属している庵原民生委員児童委員協議会で、富士宮市にある日本盲導犬訓練センター「盲導犬の里富士ハーネス」にお邪魔してきました。
 日頃接する機会がない盲導犬については知識がなかったことから、研修の一環で訪問が決まった時から関心がありました。
 当日は、センター職員に訓練のデモンストレーションと盲導犬について多方面にわたり説明を受けました。以下一部を紹介します。

対象となる犬種は主にゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバー。理由は、主人に対し従順で人間好きで褒められると幸せを感じる(説明者談)。又主人が誤った行動をした時、止めることができるパワーがある大型犬であること。
生後2ヶ月の子犬は、パピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で愛情に包まれて1歳まで育てられる。ここで人間と生活する喜びを経験し、種々のルールを学んでいく。
1歳で訓練センターに戻り1年間盲導犬としての訓練を受け、3回のテストで適正を評価される。最終的に候補犬として残った約40%は、ユーザー待機者と1か月間の共同訓練の後盲導犬とユーザーとしてデビューする。盲導犬としては10歳で引退し、以降引退犬飼育ボランティアに託される。盲導犬としての実働は8年間。
盲導犬ができることは、㋑角を教える、㋺段差を教える、㋩障害物をよける3つの基本的作業を組み合わせて成り立っている。道路交通法では、盲導犬は白い杖と同等の扱い。
現在活躍している盲導犬は全国848頭で、待機ユーザーは約3000人。海外に比べ育成数はまだまだ少ない。
盲導犬はユーザーに無償で貸与される。会の運営費の70%は寄付によるとの事。

 生まれたばかりの盲導犬候補生の可愛らしさに胸キュンし、カンパの財布のひもが若干緩んだ次第でした。

 写真説明
  写真1:訓練センター訪問記念集合写真(右端が本人)
  写真2:訓練デモンストレーション風景
  写真3:愛くるしい盲導犬候補生
  写真4:ハーネス展示(日本では、白か黄色のみ許可)

以上 

     
 
写真1
 
写真2
 
         
     
 
写真3
 
写真4
 
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