四国お遍路の2回目は、土佐の国(高知県)の前半を目標にして出かけました。この部分はお遍路最難関の一つ、室戸岬までの長い海岸線の歩きがあります。
海岸沿いの国道55を南下すると海岸に迫る山が室戸岬に続いています。この道を3日間歩いて室戸岬の24番 最御崎寺にやっと到着しました。途中、旧小学校を活用した「むろと廃校水族館」で教室の水槽や水泳プールの魚や亀などを見て楽しみました。また、室戸ジオパークでは、砂岩泥岩の互層が複雑に折りたたまれた地層ダービダイトや、室戸一帯に広がる標高100~200mの海成段丘がどのようにして形成されたのかなど興味が尽きません。巨大な地震や地層を捻じ曲げるプレートの力、氷河期などの海水準変動が原因でした。
室戸岬を回り土佐湾に面した奈半利町辺りから砂浜の海岸が多くなり、遍路道も起伏少なくなってのんびり歩きを楽しめ、高知市南の32番 禅師峰寺で今回のお遍路の区切りとしました。
<日程> |
5/16(月)~5/18(水) |
新横浜駅=西明石駅=JR舞子駅=高速舞子バス停=牟岐駅バス停~別格4番鯖大師~海陽町(泊)~番外霊場東洋大師~佐喜浜町(泊)~室戸岬24番最御崎寺・宿坊(泊) 行動時間20h35m /距離66.6km |
5/19(木) |
宿坊~25番津照寺~26番金剛頂寺~奈半利町(泊) 10h00m/32.6km |
5/20(金) |
奈半利町~27番神峯寺~安芸市(泊) 8h27m/22.1km、累積標高差登り454m/下り453m |
5/21(土) |
安芸市~28番大日寺~大日寺近くの遍路宿(泊) 8h49m/28.4km |
5/22(日) |
遍路宿~29番国分寺~30番善楽寺~高知市(泊) 7h36m/23.1km |
5/23(月) |
高知市~31番竹林寺~32番禅師峰寺~帰宅 5h36m/15.7km |
写真説明 |
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写真-1 |
室戸岬はまだまだはるか遠く |
写真-2 |
砂岩泥岩の互層が複雑に折りたたまれた地層ダービダイト |
写真-3 |
24番 最御崎寺(ほつみさきじ)本堂(室戸岬の灯台近く) |
写真-4 |
27番 神峯寺(こうのみねじ)仁王門、海岸から430mの山登り |
写真-5 |
5色幕が掛けられた31番 竹林寺の本堂 |
写真-6 |
室戸岬・周辺部の地形の三次元イメージ |
以上