岩手県遠野市の民宿に泊まりこみ郊外の川でカッパ釣りを楽しんできました。
残念ながらカッパは釣れませんでしたが「座敷わらしの出そうな」古い民家に泊まっての東北の旅、記憶に残る沢山の人たちとの出会い、親切にして頂いた思い出は私にとっては忘れ難いものがあります。
民宿の「耳の遠いお婆ちゃん」河童渕近くの伝承園で私一人の為に30分かけてオシラサマを話してくれた「語り部のお婆ちゃん」毎朝のようにコーヒーを入れてくれた宿の若主人や花巻・台温泉の山奥でクマと共存しながらホロホロチョウ飼育に取り組んでいる「石黒農場の親父さん」などみな口は上手ではないけれども心の優しさを感じさせるいい人ばかりでした。
宮沢賢治(銀河鉄道の夜など)佐々木喜善(遠野物語)金田一京助(言語学者・石川啄木を援けた)など岩手県人はどこか「心の温かさと芯の強さ」を感じさせるものがありますが多くの普通の人たちにも共通しているようですね。
江戸期の南部藩による苛政と厳しい自然風土が「遠野物語」の背後にあり、カッパ、天狗、山姥など「本当は悲しい」事であったのにそれらを乗り越えて「人間性の錬磨」に励んできた岩手県人はえらいと思います。
50年前に目撃されたのを最後に河童はまだ「捕獲されていない」ようです。
近い内にもう一度「捕獲に再挑戦」したいと思っています。
写真説明 |
写真-1 |
遠野駅前の掲示板・・・カッパは居るんです(いや、居たんです。50年前までは・・・) |
写真-2 |
カッパ捕獲許可証・・・これが無いとカッパは釣れません。有効期間1年で税込み\220。高いか安いか微妙です。 |
写真-3 |
河童淵でカッパ釣りに興ずる子供たち。餌は胡瓜です。この日はまだ釣れていないようです。 |
写真-4 |
民宿古軒(及川家住宅)・・・明治21年建築の古民家で昨年国指定文化財に登録されました。 |
写真-5 |
同 上 (内部)・・・「山の神」を祀ってあります。運が良ければ「座敷わらし」にも会えるそうです。 |
写真-6 |
花巻台温泉から石黒農場へ・・・クマよけの鐘が100m毎にある山道を往復7kmおっかなびっくり歩きました。 |
以上