今年は辰(たつ)年、新春に龍(龍神)を探して、鎌倉と江ノ島を歩いてきました。見つけた様々な龍の姿や龍の話を、幾つか紹介します。
写真1 |
建長寺法堂天井の雲龍図。建長寺は2003年の創建750年記念事業の一つとして法堂の天井に雲龍図を掲げました。水墨の雲龍図は、鎌倉在住の日本画家・小泉淳作画伯よって足掛け3年かけて描かれました。
龍は仏の教えを人々に伝えるといわれ、天井に龍を描くのは修行僧に「法の雨(仏法の教え)を降らす」という意味があるのだとのことです。 |
写真2 |
鎌倉・腰越の龍口明神社(りゅうこうみょうじんしゃ)に祀られる五頭龍(ごずりゅう)大明神のブロンズ像。
竜神を束ねる「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」も御祭神です。
同神社は、江ノ島神社と夫婦の関係とも言われ、60年に一度の還暦巳年大祭では、五頭龍大神のご神体が御神輿で江ノ島に渡り、江ノ島弁財天と共にご開帳されます。
次回は2049年です。 |
写真3 |
龍口明神社本堂前に、展示されている五頭龍が描かれた板絵。 |
写真4 |
江ノ島神社辺津宮前の水辺の池に鎮まる白い龍神。
江ノ島では弁財天の男神として、又、財宝福徳の神としても信仰を集めています。 |
写真5 |
龍宮(わだつみのみや)は江ノ島神社奥津宮の隣にあり、岩屋本宮の真上にあたる所に龍神が鎮座し、御祭神(龍宮大神)として祀られています。
平成5年(1993年)に、崇敬者のご篤志により建立されたお宮です。 |
写真6 |
江ノ島第2岩屋(奥行56m)の奧に鎮座する龍神。
“ゴォ―”という龍の鳴き声が響き渡り、龍神様がライトアップされる演出にパワ-を貰いました。 |