今年は、辰(たつ)年、1月に同じテーマで紹介しましたが、鎌倉と江ノ島には、龍の姿を描いた絵や彫刻、銅像など龍にちなんだスポットが、まだまだ数多くあります。 探索に出掛けて見つけた龍の姿や龍の話の(第2弾)を紹介します。
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円覚寺仏殿天井の白龍図 |
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白龍図は、前田清邨画伯監修、守屋多々志画伯揮毫による作品です。 1962年に制作を始め、1963年に完成しました。
円覚寺の龍は3爪で描かれています(1月に紹介の建長寺法堂の龍は5爪) |
写真2 |
常楽寺仏殿天井の雲龍図 |
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江戸時代の狩野派の女流絵師・狩野雪信が描いた作品です。夜に動き出すため、両目を白く塗って視力を奪わられたといわれ、そのため目に光がないそうです。 |
写真3 |
妙本寺二天門の波雲飛龍 |
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鎌倉では珍しい翼のある龍が、荒波を乗越えているモチ-フで彫られています。2010年9月~2011年9月の保存修理により、龍の彫刻も極彩色が甦りました。龍の前で手を拍つと鳴声をあげるという「鳴龍」伝説も残されています。 |
写真4 |
妙本寺手水舎の龍 |
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この龍は、人を感知して水が出るようになって(センサ-付き)います。 |
写真5 |
江島神社中津宮向拝上側の彫刻「波、雲、玉を持つ龍」 |
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下側の彫刻は、「雲、松、2匹の亀」です。社殿は、1996年の改修により、1689年の徳川綱吉による再建当時の朱色が鮮明に再現されています。 |
写真6 |
中津宮庭園の水禽屈の龍 |
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社殿脇に2011年水琴窟を構えた庭園が造成されました。水鉢の水を柄杓で掬って下にある水門石の中心に流すと、綺麗な水の音色が聞こえます。この音色を聞く事で、金運、運気をアップさせるパワ-スポットとして、人気があります。 |