江ノ島は、陸繋島(りくけいとう)です。陸繋島とは、砂州で大陸や大きな島と陸続きになった島の事です。普段は海の底ですが、干潮時に海底(砂の道)が現れて、江ノ島と対岸の片瀬の浜が繋がります。このような地形をトンボロ現象といい、トンボロとはイタリア語で、日本語では、陸繋砂州(りくけいさす)といいます。
江ノ島へ渡る橋がない時代(1891年に木造の橋が設置される前)、旅人は渡し船に乗るかトンボロを歩いて渡っていました。その様子は浮世絵にも描かれています。
藤沢観光協会では、江ノ島の新たな集客の起爆剤とする取組みとして、トンボロ現象が現れる日に北緑地広場の護岸に仮設階段を設置して、江ノ島弁天大橋を渡らずに砂の道を通って島に上陸が出来る「トンボロを歩いて江ノ島上陸」のイベントを昨年度から企画しています。
今年は5/10(金)、5/11(土)、5/26(日)、6/9(日)、6/22(土)の5日間で開催され、多くの人達が訪れ通常の橋を使わず、珍しいトンボロ砂の道を歩いて江ノ島へ上陸して、江島神社の参拝やシ-キャンドルの見学に向かっていました。
写真説明 |
写真1 |
北緑地広場に設置のトンボロ案内板 |
写真2 |
トンボロ現象が現れる前の片瀬東浜・江ノ島の海(満潮時) |
写真3 |
潮が引いて現れたトンボロ砂の道 |
写真4 |
片瀬の海岸側からトンボロ砂の道を江ノ島へと向って歩く |
写真5 |
北緑地の護岸に設置された仮設階段を上って島内へ上陸 |
写真6 |
江ノ島上陸のトンボロ記念証 |
以上